爆誕!!VYM100万円男!!(その2)
投資の王道
投資の王道は,長期・分散・積立だ。
俺はファイナンスやマーケットのことは何も知らないが,このことは知っている。
だから,株式投信を2008年から愚直にドルコスト平均法で積み立ててきた。
株式市場は,短期の価格変動はあっても,長期で見れば右肩上がりだ。
だから,今20代,30代の若者は一刻も早く株式投信の積立を始めて,この右肩上がりの恩恵を受けるべきだ。
君らの時代,残念だが年金支給開始年齢は引き上げられ,支給額は下がるだろう。だから,時間を味方につけて自衛すべきだ。
暴落は不可避
だが,投信の積立にも弱点がある。
株式市場が暴落した場合,資産価格が大幅に減少してしまうのだ。
しかもタチが悪いことに,暴落は誰にも予見できず,いつ収束するか分からない。
もっとも暴落が積立前半に起きたのなら,むしろ歓迎すべきだ。
安価に大量に仕込むことができ,暴落から回復したとき,評価額が一気に跳ね上がるからだ。←だから,俺も今まで気に留めなかった。
問題は引退して,いざ資産を取り崩そうというときに起きる暴落だ。
一般に,投信を4%ルールで取り崩す場合,高い確率で資産は枯渇しない(中央値ではむしろ増加する)が,引退直後に暴落にあった場合,暴落と売却のダブルパンチで,残額はみるみる減少し,老後生活が破綻するリスクが格段に高くなる。
まあ,俺が引退するとき,まさか暴落は起きまいと思う(ただの願望だが)。
(”だけど,ITバブル崩壊,リーマンショック,コロナショックと何だかんだで結構暴落起きているなあ。”←心の声)
あるyoutuber(「しゅんの投資・医学のお話し」)は
「ざっくり言うと、米国株の場合
3年に1回くらいは、-10%がありうる。
10年に1回くらいは、-20~30%がありうる。
20-30年に1回くらいは、-40~50%がありうる。」
と言う。
出口戦略,悩むなあー。
高配当ETFに出会う
そんなときに知ったのが,「高配当ETF」だ。
「高配当ETF」とは,高配当株式で構成された上場投資信託のことだ。
そのメリットは,「売却不要で分配金が入る」ということに尽きる。
具体的に言うと,
A:「売却不要で分配金が入る」=保有残高が減らない
B:「売却不要で分配金が入る」=売却のタイミングに悩まずに済む
ということだ。
特にBについて,売却直後に値上がりしたら,「損した!」となり,精神衛生上大変よろしくないが,高配当ETFはそもそも売却しないので,これがない。
また,高齢になって,ちまちま残額の4%を計算して,正確に売却の注文をするなんて果たしてできるのだろうかと思うと,これが不要な高配当ETFは大変魅力的だ(なお,Aについて,「実質的には売却と同じだ」との見解があるが,ここでは触れない)。
以上の特長に着目し,高配当ETFを「マネーマシン」と呼ぶ人もいるらしい。←なんと甘美な響き
こうなると,「高配当ETFって最高じゃん!」となるが,もちろん,弱点もある。(その3に続く)